植林ビジネスとバイオ燃料


植林ビジネスとバイオ燃料
中村 元
A5判 158ページ 並製
ISBN978-4-88965-184-3 C0061
在庫あり
奥付の初版発行年月:2008年10月
書店発売日:2008年10月30日

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定価:1,429円(税込1,543円)

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内容紹介

環境問題と資源問題の解決を目指して、ビジネスの現場からアプローチ! 植林事業、バイオ燃料の実用化に向けた具体的な取り組みを紹介!

目次

推薦の言葉 3
はじめに 5
目次 7

第1章 ビジネスとしての産業植林 11
1.「産業植林」と「環境植林」 12
(1)「産業植林」と「環境植林」の違いと類似性 12
(2)環境植林の2つの事例―砂漠化防止植林と乾燥地植林― 14
ア 中国での環境植林―第2次黄河中流域保全林造成計画― 14
イ ミャンマーでの環境植林―中央乾燥地における植林― 18
(3)植林事業のリスク要因 22
ア 産業植林のリスク要因 22
イ 環境植林のリスク要因 23
(4)ビジネスとしての植林の重要性 24
2.日本の海外産業植林 26
(1)ブラジルにおける産業植林 26
(2)チリにおける産業植林 29
(3)オーストラリアにおける産業植林 31

第2章 ユーカリ植林の過去・現在・将来 35
1.ユーカリとは? 40
(1)ユーカリ植林の歴史 40
(2)製紙原料としてのユーカリ 41
(3)ユーカリ植林の地域別特徴 43
(4)ユーカリ植林の可能性 44
2.世界のユーカリ植林 46
(1)タイ 46
(2)オーストラリア 47
(3)アメリカ(西海岸) 53
3.日本のユーカリ植林 58
(1)ユーカリ植林に挑んだ足跡 58
(2)ユーカリが植えられない理由 64

インタビュー 日本の「ユーカリ王」中川邦彦氏に聞く 69
 フローリングなど建築用材としての利用に着目 70
 年次計画を立て、1990年から試験植林を開始 72
 巻き根対策で海外技師雇用、耐寒性のあるナイテンス導入 73
 ユーカリ植林を総括すると7割は失敗、3割は様子見 75
 日本林業再生にはユーザーの視点が不可欠 76
 ユーカリオイルなど薬効豊か、多目的利用が可能 77
 次代の造林樹種を戦略的視点から決める 78

第3章 バイオ燃料の過去・現在・将来 79
1.バイオ燃料とは? 81
(1)バイオエタノールとバイオディーゼル 81
(2)世界のバイオ燃料市場 81
(3)木質バイオマス利用 ―エタノール・ペレットなど― 86
2.砂糖生産をベースにしたバイオマス複合企業体 89
(1)多段階利用ができる砂糖キビ 89
(2)エカ・タイグループのバイオマス生産プロジェクト 91

対談 バイオマス複合企業体の可能性 95
 木質パルプとともに非木材植物資源に注目 95
 バイオ燃料の国内増産は難しい、海外に目を 96
 食料と競合しないBICプロジェクトをアジアで展開 98
 砂糖生産の副産物・バガスから環境配慮商品 100
 国内外の資源をバランスよく持続的につかっていく 102

第4章 美しい国・低炭素社会づくりに向けて 105
1.環境ビジネスのトップランナー達 106
(1)ごみ処理プラントを軌道に乗せた滝本光成さん 106
(2)ペレット成型機を開発、改良を重ねる大西和弥さん 109
(3)ゼロエミッション型木材企業を追求する中島浩一郎さん 112
2.「美しい国」へ、世界で植林を 116
(1)次世代への責任を果たすために 116
(2)「緑の育林隊(国連植林軍)」構想 117

CULUMN
ユーカリの特長 38
ユーカリの用途 39
ユーカリの名づけ親は? 45
和歌山県日高地方でのユーカリ植林顛末 63
ユーカリの植え方と育て方 66
緑化樹としてユーカリを植えた松戸市 68
再生可能エネルギーと新エネルギー、カーボンニュートラル 80
注目される新バイオ燃料・ナンヨウアブラギリ 83
バイオマスニッポン総合戦略とバイオマスタウン 87
「非木材資源」と「非木材グリーン協会」 99
RDF(Refuse Derived Fuel:ごみ固形燃料) 107
カナダのペレット生産量は年200万トン 111
国産材のABC利用 115
歌は世につれ 154

資料編
世界の森林資源、海外植林、森林のCO2吸収量 122~128
バイオ燃料 129~136
日本の森林資源、木材需給 138~151

あとがき 153

前書きなど

はじめに
 21世紀の今日では、環境問題と資源問題、そしてビジネスの三者は、相反する関係で存在しています。
 ビジネスの成長が、環境を破壊し、資源を枯渇させる要因になっています。その中で、資源をつくる資源ビジネス、資源を有効利用する環境ビジネスを早急に軌道に乗せることが、人類共通の課題になっています。本書で取り上げる植林事業やバイオ燃料の実用化に向けた取り組みは、環境と資源を持続的に利用し、次代に残していくために、重要な「ビジネス」となっています。
 筆者は、「京都議定書」が採択された1997年から10年間、植林事業とバイオ燃料の実用化に携わってきました。京都から、2007年末にノーベル平和賞の表彰式が行われたノルウェー、そして世界の温暖化対策を議論したCOP13(気候変動枠組条約第13回締約国会議)の開催地・バリを経て、2008年7月には北海道の洞爺湖でG8サミット(主要国首脳会合)が行われ、環境問題と資源問題の解決を目指す「道」がつながってきています。この「道」に、ビジネスの現場からアプローチし、実践的な答えを見つけることが本書の目的です。抽象論や観念論ではなく、具体的に誰が・何をしなければならないのかを、本書を通じて明らかにしていきましょう。

担当から一言

環境問題と資源問題の解決を目指して、ビジネスの現場からアプローチ! 植林事業、バイオ燃料の実用化に向けた具体的な取り組みを紹介!