官林・官有林野の研究

その国有林前史と30年


官林・官有林野の研究
萩野 敏雄
A5判 175>ペー>ジ 箱入り
ISBN978-4-88965-185-0 C0061
品切(絶版)
奥付の初版発行年月:2008年12月
書店発売日:2008年12月05日

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内容紹介

近代化を図る国家・国民にとって、官林とは、林野の官有とは何であったか。〈営林〉の原点に立って、国有林経営の今後を考える!「国有林」前史30年を扱った研究・3部作が遂に完結!

目次

まえがき i
序章 日本林学形成のあゆみ 1
 〔1〕 岩倉欧米使節団と大久保建議書 1
 〔2〕 独・仏における林学勃興と日本の輸入 10
 〔3〕 櫻井・初代山林局長の林学教育構想 18
 〔4〕 東京山林学校の創立 20
第1章 林野官有の諸過程 33
 〔1〕 林政機構の沿革 33
 〔2〕 官林の中核化 36
 〔3〕 官有の再編成 44
  1 御料林の分割 45
  2 払下の諸相 48
  3 下戻をめぐる政争 65
第2章 官林経営の概観 67
 〔1〕 財政の推移 67
 〔2〕 植伐の推移 79
第3章 官林伐出事業の全容 83
 〔1〕 第1次一般会計期(慶應3年12月―明治11年6月) 83
  1 概要 83
  2 海軍省主船寮の伊豆半島事業 87
  3 内務省地理寮の内真部事業 90
  4 杉浦譲地理頭の門桁山事業 94
  5 櫻井勉(地理・山林)局長期の事業拡大 99
 〔2〕 第1次別途会計期(明治11年7月―13年6月) 107
  1 概要 107
  2 「官林作業」の変化 111
  3 「官林作業費」制度の解消 122
 〔3〕 第2次一般会計期(明治13年7月―17年6月) 128
 〔4〕 第2・3次別途会計期(明治17年7月―23年3月) 133
 〔5〕 第3次一般会計期(明治23年4月―30年3月) 143
終章 森林法の成立過程153
 〔1〕 西洋諸国における森林法 153
 〔2〕 日本森林法の立法過程 160
  1 仮山林規則案 160
  2 フランス森林法の対日影響 163
  3 国有林名称の誕生 164
あとがき 169
主要参考文献 171

前書きなど

まえがき
 国有林という呼称は、こんにちでは一般的である。だが、そこにいたる経緯については、あまり知られていないのではないか。著者があえてこんかい「官林・官有林野」をとりあげ、ここに一書としたのは、次のような理由からである。
 第1点は、著者にとっての国有林研究の完結である。これまで 「御料林経営の研究」(2006年12月)および「国有林経営の研究」(2008年1月)を上梓しているが、そこでは国有林前史期である明治29年までを欠いでいたためである。こんかいのこの一書を加え、著者としての国有林研究の3部作は完結する。第2点は、明治国政を特色づける殖産興業政策と林政との関連への関心である。
 国有林にかかわる前記2書を仕上げ、現下の国有林問題を改めて見直しているうちに、いま広く世人の話題となっている“国有林" の語源の再確認と、その期間における管理経営を見直すべきではないかと判断するにいたったことにある。
 序章には、近代林政の発展に不可欠の、日本林学の成立史をおいた。その試論が、こんごにおけるその完成への誘因ともなれば幸いである。第1章は、林野官有過程を概観した。第2章は、まず残された官林経営を概観したのち、続く第3章において官行伐出事業の解明に力を注いだ。終章は、森林法についてである。まず、林業先進国における森林法成立の状況をみたのち、フランス森林法が日本森林法草案に与えた影響にふれ、最終的には、独自の森林法構築をみるにいたったことを明らかにした。

担当から一言

近代化を図る国家・国民にとって、官林とは、林野の官有とは何であったか。〈営林〉の原点に立って、国有林経営の今後を考える!「国有林」前史30年を扱った研究・3部作が遂に完結!