「緑の雇用」のすべて


「緑の雇用」のすべて
興梠克久
A5判 322ページ 並製
ISBN978-4-88965-244-4 C0061
在庫あり
奥付の初版発行年月:2015年02月
書店発売日:2015年05月28日

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定価:2,500円(税込2,700円)

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内容紹介

「緑の雇用」の全貌をまとめた初めての本。

目次

巻頭言 3
はしがき 5
執筆者一覧 9

第Ⅰ部 「緑の雇用」で何が得られるのか 1
第1章 「緑の雇用」で育成しようとする人材像と研修の目的 13
 第1節 「緑の雇用」で育成する人材 13
 第2節 集合研修の目的と仕組み 16
 第3節 OJTの役割と指導員の育成 20
第2章 現場における「緑の雇用」の取り組み 29
 第1節 研修利用の拡大と実践的研修の展開―北海道― 29
 第2節 雇用対策から人材育成策へ転換―青森県― 40
 第3節 研修生の厳選と細かな対応で高い定着率―秋田県― 46
 第4節 林業事業体の「緑の雇用」に対するニーズ―山形県― 51
 第5節 現場技術に詳しい講師陣による実践研修―栃木県― 56
 第6節 多雪地域における素材生産へのシフト―長野県― 62
 第7節 京都府独自の人材育成策と「緑の雇用」―京都府― 74
 第8節 充実の陣容で実施されたFL研修―奈良県― 85
 第9節 物言う作業者の育成に向けて―山口県― 95
 第10節 県独自研修と連携して技術力を向上―愛媛県― 105
 第11節 直接雇用と請負の関係性と「緑の雇用」―大分県― 114
 第12節 現場対応力のある人材育成が課題―宮崎県― 127
 第13節 フォローアップとOJTの改善に向けて―鹿児島県― 135
第3章 「緑の雇用」で開発された職業能力の評価 147
 第1節 職業能力の「見える化」とその先にあるもの 147
 第2節 能力評価を含む林業労働者の人事考課の現状 152
 第3節 能力評価システムの導入支援 167

第Ⅱ部 「緑の雇用」の背景と現状分析および重点課題 171
第4章 戦後林業労働問題と「緑の雇用」 173
 第1節 林業労働力の歴史的性格と政策展開 173
 第2節 「緑の雇用」の展開過程と性格規定 178
第5章 林業事業体・林業就業者の現状分析 187
 第1節 2000年代以降の林業事業体のすがた 187
 第2節 林業構造の地域性と林業事業体 203
 第3節 林業事業体の労働力確保と経営の動態 220
 第4節 林業就業者の動向と就業意識 232
第6章 研修生と林業事業体の「緑の雇用」研修に対する意識 241
 第1節 研修生の「緑の雇用」研修に対する意識 241
 第2節 林業事業体の「緑の雇用」研修に対する意識 259
第7章 指導員の現況と現場指導員教育の実践 265
 第1節 集合研修講師の全国動向 265
 第2節 林家のちからを活用した集合研修―静岡県の事例― 274
 第3節 OJT指導員への教育の実践―熊本県の事例― 283
 第4節 言語化トレーニングの可能性―広島県の事例― 300
第8章 次期「緑の雇用」に向けて 307
 1 はじめに 307
 2 研修生の確保・定着 307
 3 集合研修の実施体制・内容 310
 4 OJT(FW研修)の実施体制・内容およびOJT指導員の育成 316
 5 開発された職業能力の評価 319
 6 「緑の雇用」が事業体、地域に与える影響 320

前書きなど

●「巻頭言」から
 本書は、これから林業の仕事に就きたいと考えている皆さんや林業の現場で指導的な立場に就いている皆さんなどに「緑の雇用」事業の生い立ちや仕組み、さらには実際の取り組みをご紹介し、「緑の雇用」の研修などを通じて何を得られるか、研修後にどのようなキャリアを積めるのか、あるいは、研修で何をどのように教えるのかなどについて具体的な事例も含めて知っていただくとともに、行政機関、森林組合・事業体などの関係者に対する「緑の雇用」事業の手引きとなることを目的としてつくられたものです。「緑の雇用」事業は、2015年度で現在の第3ステージを終え、一段と充実した新たな段階に入ることが期待されています。本書は、こうしたことも踏まえ、林業労働力問題とその政策という観点から「緑の雇用」事業の展開を整理・分析し、今後の方向についても提言しています。
 この間営々として積み上げられた「緑の雇用」関係者の努力により、若者を中心に多くの皆さんが林業の世界に仲間入りをしました。しかし、2013年度の『森林・林業白書』は、林業の就業者数の長期的な減少傾向に下げ止まりの兆しはみられるものの、まだ増加に転ずるまでには至っていないと指摘しています。最近、「林業の成長産業化」ということがよく言われるようになりました。日本は世界でも有数の森林大国です。この素晴らしい恵みを十分に生かすことができれば、林業の成長産業化も夢ではありません。山の仕事は、自然相手の厳しい面ももちろんありますが、創造的な素晴らしい仕事です。また、林業は、「環境の世紀」と言われる21世紀に最もふさわしい産業のひとつです。「緑の雇用」を通じて、さらに多くの優れた人材が林業の世界に仲間入りすることを待ち望んでいます。
全国森林組合連合会代表理事会長
佐藤重芳

担当から一言

「緑の雇用」の全貌をまとめた初めての本。