森林への誘い

活躍する「緑の研修生」


森林への誘い
日本林業調査会 編
B5 202ページ 並製
ISBN978-4-88965-250-5 C0061
在庫あり
奥付の初版発行年月:2017年03月
書店発売日:2017年04月18日

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内容紹介

次代の森林づくりを担う若手技術者の“素顔”と“本音”を伝える1冊。

目次

はじめに 3

第1章 森林・林業の現状と「緑の研修生」 9
 1.充実してきた日本の森林資源 11
 2.「林業の成長産業化」と直面する課題 15
 3.「緑の雇用」により新規就業者が増加 18
 4.林業労働の現状と今後の課題 19

第2章 現場を支える「緑の研修生」 ―14人の日常― 23
 父の意思を継いで、福島の山を守る 菊池優子(有限会社ウッド福生) 25 
 3人のチームプレーで山火事跡地を再生 星野智哉・鈴木幸宏・渡辺恭平(桐生広域森林組合) 28
 初心を忘れずに、リーダーを目指す 大塚貴寛(渋川広域森林組合) 32
 ふるさと・伊那の山をコンビで支える 北原健太郎・伊藤大輝(平澤林産有限会社) 35
 キャリアは違っても気持ちは一つ 小川貴弘・松井昭悟・東雄大・八ヶ婦幸宏(北姶良森林組合) 39
 家業を継ぎ、スキルアップを重なる 南英宏(南木材有限会社) 44
 班長として若手に任せながら育てる 松澤幸雄(長野森林組合) 48
 学校で学んだ「林業」を現場で活かす 長山大(有限会社フォレストサービス) 51

第3章 「緑の研修生」が描く未来 ―トークショーから― 55
 自然の中で技術を磨く 星野智哉・鈴木幸宏・大塚貴寛 57
 女性が活躍できる現場に 伊藤綾沙子・伊藤亜実・渋谷菜津子 70
 世界レベルの技術者へ 片岡淳也・西山真・福山成宣 81

第4章 林業への就業とキャリアアップ 91
 1.就業への窓口 93
 (1)森林の仕事ガイダンス 93
 「森林の仕事ガイダンス2017」開催レポート 94
 (2)緑の青年就業準備給付金事業 101
 (3)林業就業支援講習 101
 2.「緑の雇用」事業 102
 (1)「緑の雇用」とは 102
 (2)「緑の雇用」Q&A 102
 3.森林の仕事紹介 107
 (1)夏・秋編 107
 (2)冬・春編 108

第5章 伐木チャンピオンシップ ―日本から世界へ― 111
 1.JLCとWLC 113
 2.JLCの意義 113
 3.JLCの競技種目 114
 4.第1回JLC 119
 5.第2回JLC 121
 6.JLCの今後 123
 第1回JLC入賞者が語る伐木チャンピオンシップの魅力 先崎倫正(有限会社マル崎先崎林業) 124

参考資料 129
 1.森林・林業関係データ集 131
 (1)日本の森林面積 131
 (2)都道府県別森林面積 132
 (3)人工林の齢級別面積 134
 (4)林業機械の普及台数 135
 (5)丸太生産量 137
 (6)木材価格 138
 (7)林業従事者数の推移 139
 (8)現場技能者として林業へ新規就業した者の推移 139
 (9)森林組合の雇用労働者数の年間就業日数別割合の推移 140
 (10)森林組合の雇用労働者の賃金支払形態割合の推移 141
 (11)標準的賃金(日額)水準別の森林組合数の割合 142
 (12)林業における労働災害発生の推移 143
 (13)林業における死亡災害の発生状況 (平成24~26年合計) 144
 2.林業労働安全関係資料 145
 (1)イラストで見る林業労働安全 145
 (2)林業で必要となる主な安全講習等 151
 3.森林・林業関係の主な法令・通知等 152
 (1)森林法 152
 (2)森林・林業基本法 154
 (3)林業労働力の確保の促進に関する法律 157
 (4)労働安全衛生法 160
 (5)労働安全衛生法施行令 164
 (6)労働安全衛生規則 165
 (7)労働安全衛生特別教育規程 169
 (8)「緑の雇用」現場技能者育成推進事業実施要領 173
 4.森林・林業関係の主な問い合わせ先 200
 (1)林業労働力確保支援センター一覧 200
 (2)都道府県森林組合連合会一覧 201

前書きなど

●「はじめに」から
 国土の7割を占めている森林が充実期を迎えています。私たちの先人が植えて、育ててきた森林が、伐採して利用できるようになってきました。この豊かな森林を次代に引き継いでいくためには、適切な伐採・利用を進めて、新しい樹木を植えて、育てていくサイクルを持続できるようにしていかなければなりません。すなわち、林業の振興を図ることが、かつてなく重要になっています。
 こうした時代状況を背景として、森林で働く林業労働者への注目度が高まっています。林業の低迷が長引き、山村の過疎化などが進行したため、全国的に林業労働者は不足しています。これからの森林づくりを担っていける林業労働者を育成していくことが急務になっています。
 本書は、このような中で林業に就業し、森林の現場で活躍している人たちにスポットを当てることで、これからの“人づくり”の一助になることを願って制作したものです。
 本書で取り上げる人たちは、いずれも国が実施している「緑の雇用」事業で行われている研修等を利用して林業に就業しており、「緑の研修生」と呼ばれています。林業の担い手の中心的存在として期待されている「緑の研修生」が実際にどのような仕事をしており、どのようなことを考えているのか。その“素顔”と“本音”の一端が、主として第2章と第3章から知ることができます。
 また、第1章では日本の森林・林業の現状について、第4章では林業への就業とキャリアアップの概要について解説し、第5章では隔年で開催されている「伐木チャンピオンシップ」の模様を紹介しています。巻末の参考資料とあわせて、これらの情報や事例などを、森林で働くことの意味と意義を考える際に役立ていただければ幸いです。
 本書の制作にあたっては、全国森林組合連合会をはじめご関係の皆さまに多大なるご協力をいただきました。ここに御礼を申し上げます。
 本書を通じて、多くの方が林業に関心と興味を持ち、就業して森林づくりの担い手としてご活躍いただけるようになることを願っています。

担当から一言

次代の森林づくりを担う若手技術者の“素顔”と“本音”を伝える1冊。