新刊


低コスト再造林への挑戦―一貫作業システム・コンテナ苗と下刈り省力化―


低コスト再造林への挑戦―一貫作業システム・コンテナ苗と下刈り省力化―
中村 松三, 伊藤 哲, 山川 博美, 平田 令子
B5 168ページ 並製
ISBN978-4-88965-259-8 C0061
近日刊行予定
奥付の初版発行年月:-0001年11月
書店発売日:2019年08月30日

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内容紹介

“儲かる林業”を実践するための最新知見を余すところなく収録!

目次

発刊に寄せて 3
推薦の言葉 5
はじめに 7
本書で使う用語について 10

第1章 再造林コストの削減に向けて
 1.1.再造林を取り巻く現状と課題 14
 1.2.再造林コスト削減のポイント 20

第2章 伐採と造林の一貫作業システム 25
 2.1.一貫作業システムについて 26
 2.2.一貫作業システムの普及に向けて 34
 事例1 車両系一貫作業システムの有効性を実証する 42
 事例2 地拵えと苗木運搬に伐出機械を活用する 44
 事例3 労働生産性と労働投入量を通常施業と比較する 46
 事例4 機械地拵えによる作業効率化を検証する 48
 事例5 架線系でもここまでやれる一貫施業 50
 事例6 コンテナ苗を架線運搬して現地保管する 52 

第3章 コンテナ苗の活用 55
 3.1.コンテナ苗とは? 56
 3.2.コンテナ苗の活着と成長 66
 コラム1 海外のコンテナ苗事情 75
 コラム2 実生スギコンテナ苗の栽培期間を短縮する 76
 コラム3 充実種子の選別と一粒播種技術の開発 77
 事例7 形状比の低いコンテナ苗の方が良好に成長する 78
 事例8 コンテナ苗をいつ植える―活着と成長への効果 80
 事例9 ヒノキコンテナ苗の通年植栽と成長の関係をみる 82
 事例10 カラマツコンテナ苗が枯れた原因を探る 84
 事例11 挿し木コンテナ苗と裸苗の根の伸び方を比較する 86
 事例12 やっぱり乾燥に強かったコンテナ苗 88
 事例13 ココナツハスク100%培地は保水性も透水性も良好 90

第4章 下刈り回数の削減 93
 4.1.下刈り省力に関するこれまでの取り組み 94
 4.2.下刈り回数の削減と判断基準 100
 コラム4 エリートツリーへの期待 109
 事例14 大苗を植えて下刈りを省略する 110
 事例15 大苗と隔年下刈りでコストを削減 112
 事例16 多雪地帯に最適な下刈り回数を探る 114
 事例17 カラマツの下刈りを省略する 116
 事例18 下刈り再開後の植栽木の成長回復を検証する 118
 事例19 下刈りの判断基準(1)その年その年に判断する 120
 事例20 下刈りの判断基準(2)止める時期を決める 122

第5章 低コスト再造林の実践に向けて 125
 5.1.再造林コストはどこまで下げられる? 126
 コラム5 低密度植栽の可能性と課題 134
 コラム6 「中苗」を用いた低コスト再造林の試行 135
 事例21 九州の試験地からみえてきた植栽密度と収支の関係 136
 5.2.広域レベルで再造林適地を抽出する 138
 5.3.どこでも再造林しないといけないのか? 144

あとがき 154
謝辞(研究資金) 155
引用文献 156
索引 161
執筆者紹介 165

前書きなど

●「はじめに」から抜粋
 この10年で低コスト再造林に関する研究が全国的に行われ、多くの知見が集積されてきた。これらの研究の成果として提案された「伐採と造林の一貫作業システム」やコンテナ苗の活用は、日本林業の形態を大きく変えるほどのインパクトを与えつつある。これから私たちは、提案された様々な手法を森林の条件に照らして吟味し、継続的に検証・改善していかなければならない。そのためには、集積された情報を現段階で一度整理し、低コスト再造林の最前線を俯瞰しておく必要がある。
 低コスト再造林に限らず、森林管理に「こうすればどこでも必ずうまくいく」という方法はない。本書の目的は完成された再造林マニュアルを提供することではなく、森林技術者が自分自身で考え試行するための材料を提供することである。
 技術は常に革新され続けるべきである。今後は、それぞれのトライとその結果の情報をできるだけ広く共有して、本書の内容がさらに充実したエキスパートシステムに発展する基となることを願っている。
2019年8月
執筆者一同

担当から一言

“儲かる林業”を実践するための最新知見を余すところなく収録!