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2010年9月17日

【書評】『森をゆく』が日本山岳会と森林インストラクター会の会報で紹介されました!


2:00 PM 更新 カテゴリ: J-FIC News,お知らせ 

・日本山岳会 『山』 2010年8月号(No.783)
 著者の米倉さんはもと共同通信の記者である。高校山岳部以来の友人であり、そろそろ定年に近づいたころからお互いに誘い合って山に登り始めた。その記録が盛り込まれた異色の百名山本である彼の著書『六十歳から百名山』が誕生した。一方、彼は50歳後半で森林インストラクターの資格を取得した。私も後を追って3年後に取得、誘い合って国内の主要な森を訪ねた。その記録が本書『森をゆく 「人と森のかかわり」を訪ねて』である。
 私は本書に納められた森の取材の9割近く同行、同じ場面を共有してきた。私なりにメモを取り、写真も撮った。しかし、この本を読んで驚いた。ジャーナリストの確かな目を通して描かれた森は、私の記憶や記録のなかにある平板な森とは異なり、あたかも3D映像のような森の物語に変貌していた。情報の収集力と整理力、再構成力に改めてジャーナリストの力を感じ、脱帽した。また生態系としての森の特徴が、ムダのない文章で余すところなく記述されており、森林インストラクターとしても面目躍如たるところである。
 それぞれの森がそれぞれの長い歴史のなかで自然や人の脅威を受けつつ、それでもたくましく生き残ってきた経緯とその森を守るために重要な役割を演じた人々の活動が生き生きと描かれており、読む者を惹きつける。ジャーナリストの力量と森林インストラクターの知識が融合してできた物語が本書と言えよう。森を題材とした本は林学や生態学に分類される学術的なもの、あるいは森のガイドブック的なものに分かれるが、本書はそのいずれでもなく、それらが程よくミックスされた好書である。
 読むものを飽きさせないのはストーリー性であり、本書を物語と呼びたいのはまさにそのストーリー性の故である。本書を手にして渋谷から電車に乗り、下北沢で降りるはずを明大前まで乗り越し、引き返して再び池の上まで乗り越した、という恥を明かせばその面白さがご想像いただけると思う。(平野裕也)

・森林インストラクター会 『会報』 2010.09(No.99)
 六十歳から日本百名山を二年間で踏破した強靱な足と、人の世の動きを広くみつづけてきたジャーナリストとしての的確な目がなければ、本書は生まれなかったに違いない。著者は、北は北海道東大演習林から南は沖縄やんばるの森まで、日本列島のさまざまな森林を訪ね歩き、その森のもつ豊かな個性を楽しむと同時に、人と森のかかわりに関心を抱き、その有り様を探っている。言葉はやさしく文章は軽快だが、含蓄は極めて深い。森林インストラクターの皆さんが「森をゆく」とき、本書は有効な参考書となるであろう。(林)


岐阜県と中部森林管理局が共同施業団地の設定で覚書


11:00 AM 更新 カテゴリ: J-FIC News,森林施業・経営・管理 

岐阜県(古田肇知事)と中部森林管理局(城土裕局長)は9月2日に、「岐阜県における健全で豊かな森林づくりの推進に関する覚書」を締結した。民有林と国有林が連携して作業路網の整備や間伐などを効率的に行うため、高山市荘川地内に森林共同施業団地を設定する。


9月19日にくまもり東京シンポ/林野庁人事異動


日本熊森協会は9月19日(日)午後1時時30分から、東京の立教大学池袋キャンパス8号館8101号教室で、第4回くまもり東京シンポジウム(「水から考える都市と山のつながり」)を開催する(立教大学ウェルネス研究所との共催)。テーマは、クマの棲める森が都市の水を生む。水ジャーナリストの橋本淳司氏が基調講演した後、大西義治・NPO法人森の蘇り代表、川嵜実隆・日本熊森協会群馬支部長と動物写真家の横田博氏が意見を交わす。参加無料。問い合わせは、TEL:0798-22-4190またはjbfa@nifty.comへ。

林野庁人事異動(9月16日付け)
九州森林管理局森林整備部長(森林整備部計画課施工企画調整室長)柳田真一郎▽森林整備部計画課施工企画調整室長(国有林野部業務課企画官兼経営企画課)矢野彰宏▽国有林野部付(九州森林管理局森林整備部長)大貫肇


2010年9月16日

中本製箸が割り箸原料の国産化進める、スギを活用


11:00 AM 更新 カテゴリ: J-FIC News,新技術・新製品 

割り箸メーカーの代表格である中本製箸(株)(石川県金沢市)が、国産スギの利用量を増やしている。かつては、原料の大半をロシア産エゾマツ(北洋エゾマツ)に依存していたが、4年前からスギを使い始め、現在は生産量の半分を占めている。→詳しくは、「林政ニュース」第396号(9月8日発行)でどうぞ。


家庭がメンバーの「津軽ペレットストーブ倶楽部」発足


5:00 AM 更新 カテゴリ: J-FIC News,木質バイオマス,組織・業界団体 

津軽ペレット協同組合(青森県五所川原市)は、ペレットストーブを使用する家庭をメンバーとする「津軽ペレットストーブ倶楽部」を設立した。国の排出削減プロジェクトに認定されており、同クラブが取得したクレジットを共同実施者の(株)森のいいこと(東京都青梅市)に販売、売却益で津軽地域の森林保全活動を行うことにしている。


2010年9月15日

木の繊維、関東中心にウッドファイバーの販売強化


11:00 AM 更新 カテゴリ: J-FIC News,住宅・建築 

(株)木の繊維(本社=札幌市東区、「林政ニュース」第369号参照)が製造している木質繊維断熱材「ウッドファイバー」が、自然環境配慮型住宅などを中心に販路を広げている。とくに、関東・首都圏の工務店等からの引き合いが増えており、同社は“国内の森林を甦らせる環境にやさしい断熱材”として営業・販売活動をテコ入れする方針。→詳しくは、「林政ニュース」第396号(9月8日発行)でどうぞ。


北と南で連携、下川町森組と南那珂森組が友好協定


5:00 AM 更新 カテゴリ: J-FIC News,組織・業界団体 

北海道の下川町森林組合と宮崎県の南那珂森林組合が友好協定を締結した。9月2日に下川町林業総合センターで調印式を行った。地域性や自然環境が異なる北と南の森林組合が連携して新しい取り組みを展開するのが目的。森林組合員及び職員の交流、組合相互の持つ経営・技術等の情報交換などを進めていくことで合意した。


2010年9月14日

薪ストーブでも長野型カーボンオフセットを展開


長野県は、薪ストーブの利用を通じたカーボンオフセットを新たに実施する。すでに同県では、ペレットストーブの使用者を対象にしたカーボンオフセットを行っており、昨シーズン(4月から12月)は、ペレット1袋当たり15円を参加者に還元した。同県内には83社(者)の薪販売店があり、カーボンオフセットへの参加意欲も高いため、対象を広げることにした。→詳しくは、「林政ニュース」第395号(8月23日発行)でどうぞ。


森林塾青水が10月23・24日に10周年記念「草原再生フォーラム」開催フォーラム


利根川源流域を中心に原風景と生物多様性を次世代につなく活動を続けている「森林塾青水」が創立10周年を迎え、早稲田環境塾と共催で、10月23・24日に「草原再生フォーラム」を開催する。23日は、フォーラムとエクスカーションを実施。24日は、上ノ原「入会の森」において茅刈り講習会及び茅刈り検定会を行う。参加費は、エクスカーションが500円、茅刈講習会などが1,500円。宿泊の場合は1泊2食付きで1万2,000円(会員は1万1,000円)。申込み・問い合わせは、事務局(TEL:03-6228-3503)へ。


2010年9月13日

【書評】『森をゆく』が河北新報と長崎新聞で紹介されました!


2:00 PM 更新 カテゴリ: J-FIC News,お知らせ 

・河北新報 2010年8月22日付け
 60 歳から2年間で日本の百名山を踏破したジャーナリストが、次に見つめたのは「人と森のかかわり」。白神山地や沖縄のやんばるの森から、東京の水源林まで、各地をたずね歩いたルポだ。
 生態系の違うさまざまな森の魅力を伝えながら、「どの森にも人の足跡があり、人とのそれぞれの歴史を刻んできた」と著者。奈良県の吉野林業地の「山守制度」や、屋久島の屋久杉をめぐる伐採と保護の歴史など、現場を歩き、対話することで見えてくる、多彩な森と人の表情が胸に響く。
・長崎新聞 2010年7月18日付け/「水や空」の欄
 鹿児島県屋久島に一度だけ行った。入社して間もないころだから三十数年前だ。友人と2人だったが、途中で脇道に入り込み、樹海の中で一晩過ごした。一年に366日雨が降ると形容される屋久島だ。幸い雨にも遭わず、運良く元来た道にたどり着いた。そんなことを思い出したのは、フリージャーナリスト米倉久邦さんの「森をゆく『人と森のかかわり』を訪ねて」(日本林業調査会)という本に接したからだ。元共同通信社記者で登山家の米倉さんは、定年を機に2年間で百名山を踏破した経験もある森林インストラクターだ。
 北海道富良野の東大演習林から屋久島、沖縄やんばるの森まで、多様で多彩な日本列島の森10カ所に分け入っての森林ルポである。日本の国土の70%は森林だが、地球上の陸地に占める森林は30%にすぎぬというから、確かに森林大国だ。その日本の森が凝縮されているという屋久島は、樹齢千年を超す屋久スギで知られる。屋久スギの長寿の秘密は何かというと、屋久島特有の自然環境だそうだ。花崗岩の傾斜地は土壌が薄く、そこに激しい雨が続くと養分は流される。けれど水分はたっぷり供給されるので、スギはやっくりとしか成長できない環境にあるという。だから劣悪の条件こそ長生きの秘訣、と米倉さんは記している。森は個性的でもある。一読すれば、きっと森を歩いてみたくなるに違いない。(憲)


栃木県森林整備公社は解散へ、検討会が提言


11:00 AM 更新 カテゴリ: 組織・業界団体 

多額の長期債務を抱えている栃木県森林整備公社のあり方を検討していた県の検討会(座長=中村祐司・宇都宮大学教授)は8月6日、分収林事業を県に移管して早期解散を促す提言書をまとめ、県環境森林部へ提出した。県は、今秋をメドに具体的な対応策を決める。→詳しくは、「林政ニュース」第395号(8月23日発行)でどうぞ。


森林環境教育映像祭の金賞は「水育」と「北山杉」


5:00 AM 更新 カテゴリ: イベント・シンポジウム・表彰・募集 

8月27日に「第1回森林環境教育映像祭」(「林政ニュース」第394号参照)が開催され、応募25作品の中から8作品が入賞した。短編部門金賞には、サントリービジネスエキスパート(株)の「水育」・「水を育てる森を育てる」、長編部門金賞には、(財)竹中大工道具館の「京都・北山杉を育てる」が選ばれた。


2010年9月10日

磐城署が林地残材のコンテナ回収現地検討会を開催


11:00 AM 更新 カテゴリ: J-FIC News,森林施業・経営・管理 

磐城森林管理署(福島県いわき市、米田雅人署長)が導入している専用コンテナを使った「森林バイオマス資源回収システム」(「林政ニュース」第365号参照)の現地検討会が8月26日にいわき市三和町の国有林で開催され、約50人が参加した。コンテナ回収のデモンストレーションのほか、移動式破砕機(チッパー)とのコスト比較なども行った。→詳しくは、「林政ニュース」第396号(9月8日発行)でどうぞ。


公共建築物木材利用促進法を10月1日に施行


5:00 AM 更新 カテゴリ: J-FIC News,住宅・建築 

5月19日に成立し、同月26日に公布された公共建築物木材利用促進法(「林政ニュース」第389号参照)が10月1日に施行される。林野庁は、同法の政令(施行令)、省令(施行規則)及び基本方針の案を公表、9月中旬までにパブリックコメントを終える予定。一方、国土交通省も官庁営繕部が「木造計画・設計基準」(仮称)を来年2月末までに策定する。→詳しくは、「林政ニュース」第395号(8月23日発行)でどうぞ。


2010年9月9日

中国側が日本の森林活用に意欲、専門家来日し検討へ


11:00 AM 更新 カテゴリ: J-FIC News,森林施業・経営・管理,海外 

山田正彦農相は、9月6日に都内で開催された平成22年度都道府県林務担当課長会議で挨拶し、日本と中国が違法伐採対策の覚書締結で実質合意(「林政ニュース」第395号参照)したことを報告するとともに、中国側が日本の森林資源の活用に意欲をみせたと話した。山田農相は、「近日中に、中国側の専門家を日本に招き、検討を進めたい」とも述べ、日中連携で国産材の需要拡大に取り組む姿勢を示した。


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