森と木と人のつながりを考える

【本のお知らせ】『世界の林業労働者が自らを語る』が『季論21』(2011夏号)で紹介されました!

『季論21』(2011夏号)書評欄から抜粋
評者 笠原義人(宇都宮大学名誉教授)
 世界の林業労働者の労働と生活を一体的にとらえ、林業労働者に自らを語らせた本書は、ILOという世界機関と、編者であるベルント・シュトレルケの存在があって、はじめて成し遂げられたものである。
 本書は林業部門(セクター)で働く世界の林業労働者の人生の物語であるが、世界の全ての労働者が、人間らしい労働をどのように求めているか、何をなすべきかなど、を考える素材を提供する。
 世界の労働者が共通して掲げてきた要求を反映し、労働者の権利をまもることを任務とした国際機関(ILO)が、利潤第一主義の横暴を制限する「社会的ルール」を国際化する道を開き、活動していることを積極的に評価するとともに、本書がわが国でも広範に読まれることを期待したい。
『世界の林業労働者が自らを語る』

日本林業調査会
(J-FIC)の本