森と木と人のつながりを考える

【本のお知らせ】『国産材はなぜ売れなかったのか』が日本経済新聞の読書欄で紹介されました!

「日本林業の常識が変わる」から抜粋
(名古屋市立大学准教授 香坂 玲)
今、日本の林業の常識が塗り替わりつつある。まず「貿易を通じた安い外材に押された」という通説に対し、成美大の荻大陸教授は、外材が入る前の国産品にそもそも品質で問題があり、不正な表示が横行していたことを歴史的な統計から示し、外材と価格が逆転しても国産材は売れなかったとする(『国産材はなぜ売れなかったのか』日本林業調査会・09年)。
(『日本経済新聞』2011年5月22日付け朝刊)

1 コメント

  1. 佐伯知介 佐伯知介
    2011年5月26日    

    愛媛大学大学院農学研究科の講義を聴くようになり、村尾行一先生の教えを直接受ける機会を得ました。講義を受ける前に読んだ先生の著書「木材革命」(2005年初版)に既にその第四章で日本林業の内なる基本問題を指摘するとともに、序章の冒頭で原子力を筆頭とする地価埋蔵資源依存型文明の怖さに言及しておられる慧眼に大いに刺激を受けています。では、どうすればよいか?この一年で間違いの無い方策を見出し、具体的な一歩を踏み出したいと思っています。

日本林業調査会
(J-FIC)の本