国有林野事業
出典: 林業Wiki
(こくゆうりんやじぎょう=national forest management)農林水産省の外局である林野庁が、その所管する森林(国有林)を管理・経営する事業のこと。国有林野事業は、①公益的機能の確保、②林産物の持続的・安定的供給、③地域振興への寄与の3つを主目的に、一般会計と区分した国有林野事業特別会計により経理・運営されてきた。しかし、木材価格の低迷や借入金の増加などにより累積債務が3兆8,000億円に拡大、財務状況が悪化したため、1998(平成10)年に「国有林野事業の改革のための特別措置法」と「国有林野事業の改革のための関係法律の整備に関する法律」を制定する抜本的な改革を実施。①公益的機能を重視した管理経営への転換、②組織要員の徹底した合理化、縮減、③一般会計からの繰り入れを前提とした特別会計制度への移行などが図られた。その後、2004(平成16)年度からは新規借入金をゼロにするなどの経営改善が進められてきたが、2006(平成18)年5月26日に成立した「行政改革推進法」で、2010(平成22)年度までに、国有林野事業の一部を独立行政法人化するとともに、国有林野事業特別会計の廃止(一般会計への統合)を検討することが明記された。
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