森と木と人のつながりを考える

『「遠藤日雄のルポ&対論」大全集』の第54回をアップしました。


『林政ニュース』の人気コーナー「遠藤日雄のルポ&対論」のバックナンバーを集める大全集の第54回「大径丸太の有効活用に光明 持永木材の新工場」(『林政ニュース』第343号((平成20)2008年6月25日発行)掲載)をアップしました。
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日本の人工林が、年々成熟度合いを増している。『平成19年度版森林・林業白書』では、現在、人工林面積の3割を占めている高齢級林分(50年生以上)が、10年後には6割に増加すると予測している。ところが、ここ数年進んでいる国産材製材工場の規模拡大は、在来軸組構法住宅建築で多用される柱用丸太(径級14〜22㎝)を重用するかたちで展開してきた。そのため、苦労して育て上げた大径丸太(特に末口径級30㎝以上)が有効利用できず、価格はむしろ下がるという、森林所有者にとってはなんともやりきれない状況が現出している。だが、こうした窮状を打開する画期的な製材工場が、この4月に完成した。宮崎県都城市の持永木材(株)(持永宏一・代表取締役社長)が「新生産システム」(林野庁補助事業)を利用して開設した最新鋭工場がそれだ。遠藤日雄・鹿児島大学教授が新工場を訪ねた。
目次▼
大径丸太のブロック化で効率製材が可能に
省力化を徹底、1人1日25〜30m3の生産性
欧州モデルを日本向けに改良した「構造改革」工場
太くなるほど安くなるスギ丸太、打開策は?
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日本林業調査会
(J-FIC)の本