森と木と人のつながりを考える

林業イノベーションを先導する5件の開発課題を採択


林野庁は、今年度(2022年度)の「林業イノベーション推進総合対策」のうち「戦略的技術開発・実証事業」で助成する事業テーと実施者を決め、5月18日に公表した。次の5課題を採択した。
・高耐熱木質フィラーを活用した自動車部品開発によるネガティブエミッション効果の検証(トヨタ車体、秋田県立大学)
・里山広葉樹を原料としたセルロースナノファイバーからの彩色系素材の開発(森林研究・整備機構、玄々化学工業、ターナー色彩)
・集材作業の自動化課題を解決するための3Dセンシング技術を搭載したフォワーダの開発(諸岡、パナソニックアドバンストテクノロジー、森林研究・整備機構、東京農工大学)
・自走下刈機の通信無視界操作システムの実証・改良と、山間地域において安価かつ簡易に設置可能な通信システムによる通信環境の構築(NTTドコモ、筑水キャニコム、南佐久中部森林組合)
・林業の安全性向上のため、林業現場におけるウインチアシストシステムの実証と機能改良の実施(住友林業、日本キャタピラー)

日本林業調査会
(J-FIC)の本