森と木と人のつながりを考える

 マンガ林業白書3

ふるさとの森とともに

橋本 陽子(著)

A5判  60ページ 並製
定価 472円 (本体価格 429円)
ISBN978-4-88965-088-4 C3061
絶版

奥付の初版発行年月 1997年04月
書店発売日 1997年04月01日

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紹介

一念発起して家づくりに挑んだ棟方家。理想の家を求めていくうちに、地元の木材を使うことの大切さに気づいていく。マンガ林業白書第3弾は、住宅問題に切り込みました。

前書きなど

 木材は、住まいの材料や様々な家具、道具として、身近な生活に利用されています。特に、我が国では、スギ、ヒノキなどの木材を使って、地域の気候風土にあった住まいが建築されてきました。また、法隆寺五重の塔や東大寺大仏殿のような優れた木造の建築が行われてきたことからも分かるように、多様な「木の文化」が育まれてきました。
 木材は、色調や香りといった良さに加え、湿度を調節したり、音や衝撃を和らげる性質を持っています。また、加工しやすく、軽くて強度もあり、上手に使えば、何百年でも長持ちします。さらに、最近では、加工する時に消費するエネルギーが少ないことなどから、環境にやさしい材料としての木材が見直されております。
 木材の特徴として大事なことは、植林し、育てることにより、再生産が可能であることです。鉄や石油と違って、将来にわたって利用することができる資源であり、しかも、我が国では、戦後に植えられた木が年々成長し、利用できるようになっています。
 現在は、外国の木材に加え、鉄やブラスチックなど木材以外の製品が増えていますが、国産材の利用を推進するため、国内の森林の利用にもっと目を向けることが大切です。これは、地域の林業、木材産業の振興につながり、森林の手入れを進めるためにも大変重要です。
 このようなことから、関係の方々の協力により、木材の利用が進められています。住宅に限らず、学校や病院、事務所などで国産材が使われ、最近では、木造ドームなど大規模な建築物が地域の木材で作られるようになってきています。また、健康面に良い影響を与える木材を、室内の床や壁に使うことも推奨されています。
 今回のマンガ林業白書においても、このような点をとりあげました。森林の大切さとともに、木材の良さ、林業や木材産業の役割などについて、多くの方に理解していただくことを期待します。

版元から一言

これから家を建てようという人、ぜひ目を通しておいて下さい。

著者プロフィール

橋本 陽子(ハシモト ヨウコ)

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上記内容は本書刊行時のものです。

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