人工林ハンドブック 2 実践編


人工林ハンドブック 2 実践編
林 進
B6判 154>ペー>ジ 並製
ISBN978-4-88965-177-5 C0061
品切(絶版)
奥付の初版発行年月:2007年10月
書店発売日:2007年10月29日

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内容紹介

市民が安全に森林作業をするための入門書。『人工林ハンドブック 1 理論編』とセットでどうぞ!

目次

「目次」から
はじめに 3

第1章 安全作業の基本技術−事故を回避するために
1 安全管理を徹底する 13
(1)安全管理11箇条 14
(2)指導者の安全管理5箇条 15
2 活動中のヒヤリ・ハットの事例 17
(1)参加者の感じたヒヤリ・ハット 18
(2)スタッフの感じたヒヤリ・ハット 19
(3)事故の事例分析 19
(4)安全確保のための遵守事項 20
3 保護帽(ヘルメット)の役割 22
(1)保護帽の役割 22
(2)保護帽の種類 22
(3)保護帽を選ぶポイント 23
(4)保護帽の耐用年数 23
4 活動時の服装・準備・マナー 25
(1)服装・装備を整える 25
(2)事前の準備 27
(3)活動中の注意 28
(4)山のマナー 29

第2章 山の現場を知る技術−森林作業への適用
1 山の天候に適応する 33
(1)不安定な山の天気 33
(2)雨天時の注意事項 34
(3)強風時の注意事項 34
(4)猛暑や炎天時の注意事項 35
(5)雷への注意事項 35
2 山の斜面に対応する 37
(1)足場が不安定 38
(2)落石、木の転落 38
(3)斜面作業の注意点 38
3 危ない生物に対応する 40
(1)準備と予防 40
(2)応急処置の方法 42
4 危険な状況に対応する 45
(1)発生する状況を知る 45
(2)木を扱う際の注意事項 46
(3)道迷いへの対応 47
(4)落石への対応 48

第3章 刃物に対する知識と技術−上手に使いこなすために
1 刃物の基本 51
(1)刃物の原理 51
(2)刃物使用時の注意事項 56
2 ナタの使い方 58
(1)ナタの用途 58
(2)使い方 58
(3)注意事項 59
3 ノコギリの使い方 61
(1)ノコギリの用途 61
(2)使い方 61
(3)注意事項 62
4 カマの使い方 63
(1)カマの用途 63
(2)使い方 63
(3)注意事項 64
5 刃物の管理 65
(1)切れ味を保つ 65
(2)刃物を傷めない 65
(3)刃物を研ぐ 66

第4章 チェーンソーを扱う技術−基本操作への理解
1 チェーンソーの概要 71
(1)チェーンソーの構造 71
(2)使用する燃料・潤滑油 73
2 使用前の点検・整備 75
(1)毎回行う始動前点検 75
(2)数回ごとに行う点検整備 76
(3)ソーチェーンの目立て 77
3 チェーンソー取扱いの基本 81
(1)注意事項 81
(2)始動準備 82
(3)エンジンのかけ方 82
(4)使用中の注意 83

第5章 間伐技術を身につける−目標林の形成に向けて
1 間伐の意義 87
(1)生態系から見た意義 87
(2)林業経営から見た間伐の意義 88
2 いろいろな間伐方法 90
(1)間伐方法の二区分 90
(2)選木方法と間伐の種類 91
(3)選木における樹型級区分の仕方 94
(4)寺崎式間伐の選木基準 96
(5)一般的な間伐における選木例 96
(6)間伐実施時期 97
3 間伐目標の設定 99
(1)健全な森林づくり 99
(2)伐り捨て間伐の効率化 100
(3)木材生産と環境林の両立 100
4 林分の調査と間伐計画 102
(1)活動場所を決める 102
(2)標準地(プロット)の設定 104
(3)林分を調査する 105
(4)林分の健全性をを評価する 111
(5)間伐計画をたてる 113

第6章 間伐作業の実際−安全で確実な技術
1 作業のプロセス 125
2 チェーンソー作業の方法 126
(1)作業時の姿勢と持ち方 126
(2)水平切りと斜め切りの持ち方 127
(3)キックバックの注意 128
3 樹木(立木)の伐倒作業 130
(1)準備作業 130
(2)注意事項の確認 131
(3)受け口を入れる 131
(4)受け口の確認と修正 132
(5)追い口切り 132
(6)つるの役割 134
(7)傾いた木の追い口の切り方 135
(8)退避行動 135
4 造材(枝払い、玉切り)作業 136
(1)準備作業 136
(2)枝払い作業 136
(3)玉切り作業 137
5 伐倒木の処理 140
(1)注意事項 140
(2)現場での対応 140
6  かかり木の処理 142
(1)やってはいけない危険な処理方法 143
(2)安全な処理方法 144
(3)安全で簡便な処理方法 145
(4)かかり木にならないように伐採する方法 149

前書きなど

「はじめに」から
本書は、姉妹編である(『人工林ハンドブック 1 理論編』)で得られた知見を踏まえて、スギやヒノキを中心とした人工林を、一般市民が適切に保全・整備していくための留意点や安全な作業方法などについて解説しています。
人工林は、里山林などとは異なり、作業条件の厳しいところに成立しています。したがって、何よりも、安全な作業を優先させなければなりません。また、作業の対象となる樹種も、スギやヒノキといった用材(建築用などに使われる木材)の生産を目的にしたものが中心になります。このようなスギやヒノキは、伐採して丸太にした後に市場で販売される、いわば「商品(市場財)」ですから、その取り扱いには十分な注意が必要となります。
もちろん、ここでいう人工林における作業は、一般市民がボランティア活動として行うものですから、林業のプロが行っているような作業レベルが求められるわけではありません。また、本書を読んだだけで、プロ並みの作業ができるとも考えないでください。ただし、プロが行っている作業がどのようなものかを一般市民が理解することは、日本の人工林を適切に保全・整備していく上で決して無駄ではありません。本書は、このような観点から、あえてプロを対象にしたような解説も行っています。
本書と姉妹編(「理論編」)が、森林ボランティア活動の一層の発展を通じて日本の人工林と林業をよりよくする機運の高まりにつながれば、これにすぎる幸せはありません。

担当から一言

市民が安全に森林作業をするための入門書。『人工林ハンドブック 1 理論編』とセットでどうぞ!