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CLT建築物が1,000件突破も目標達成には一層のテコ入れ必要

CLT(直交集成板)を使った建築物の竣工件数が今年度(2023年度)中に累計で1,000件を突破し、1,096件に達する見通しとなった。政府の「CLT活用促進に関する関係省庁連絡会議」(「林政ニュース」第542号参照)が9月28日に開催した会合で明らかにした。CLT建築物の竣工件数は、右肩上がりで伸びているが、政府が策定している「CLTの普及に向けた新ロードマップ」(「林政ニュース」第642686号参照)では、「2024年度末までに年間50万m3のCLT生産体制」の構築などを目標に掲げている。これに対し、今年(2023年)5月時点でCLTのJAS認証を取得したのは11工場、年間生産能力は10万m3にとどまっており、目標値をクリアするためには、一層のテコ入れ策が必要となっている。→詳しくは、「林政ニュース」第711号(2023年10月18日発行)でどうぞ。

日本林業調査会
(J-FIC)の本