マンガ林業白書2
森の宝をさがして
橋本 陽子(著)
A5判 60ページ 並製
定価 472円 (本体価格 429円)
ISBN978-4-88965-074-7 C3061
絶版
奥付の初版発行年月 1996年06月 書店発売日 1996年06月01日
紹介
「森の恵み」とは何か。森林の大切さを知る旅に出よう。サスペンスタッチのストーリーで、森林が水を育む役割をわかりやすく解説しました。好評4刷。
前書きなど
「マンガ林業白書2」の物語は、都会に住む見知らぬ3人の主人公たちが偶然出会い、「森の宝」を探す冒険を始める形で展開します。この中で森林の役割や、森林を維持・管理している山村の現状を学ぶと共に、古文書の謎を解き明かすことによって、森林のすばらしさ、大切さ(森の宝)を理解するようになるというストーリーです。そして、この物語を通して、森林が水を育むなどの様々な役割を果たし、人々の生活を支えているということを説明しています。
日本の森林・林業は、戦後植林された人工林が成熟期を迎えつつある中で、輸入木材の増加や生産コストの増高等のため、大変厳しい経営状況となっています。そして、林業が行われている山村地域では、都市への人口流出等により、過疎化と高齢化が進行しています。もし、このままの状況で推移していけば、山村地域の機能が停滞するのみならず、国民生活に欠かせない森林の整備が十分行えない事態が生ずると考えられます。
平成7年度の「林業白書」では、このような状況を打開するため、山村地域の産業である林業・木材産業の活性化に向けての分析、検討等を行っています。これは、林業・木材産業を活性化させることにより、山村における森林の整備を進めると共に、地域の進行を図り、安全で快適な国民生活の形成に寄与するという考えからです。
このマンガを通じて、森林の役割、林業の現状が少しでも多くの人たちに理解され、森林の整備に協力していただくことを期待しています。
著者プロフィール